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1997年〜1998年

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■ミニ新幹線続々
山形、秋田新幹線の成功に触発
各ＪＲは開発競争へ

【1997/4/1=光デパート】 山形新幹線、秋田新幹線の成功に触発され、ＪＲ各社は在来線を利用した新型新幹線 の開発に取り組み始めた。
ミニ新幹線の老舗であるＪＲ東日本は、「有楽町新幹線」を４月２日に開通させる。
有楽町新幹線は東京−有楽町間を平均時速２００km、所用時間0.12秒で結ぶ夢の超特急。 「銀座がいっそう身近になった」「山手線に乗り換える手間がはぶけて便利」と利用者の 評判は上々だ。
先日開催された試乗会では、あまりの加速度に卒倒する乗客が続出したが、中には 車中で弁当をたいらげ、昼寝までする旅のつわものもいた。
ＪＲ東日本は「有楽町新幹線」が軌道に乗り次第、鴬谷新幹線、蒲田新幹線等のミニ 新幹線開発に乗り出す意向。これにより首都圏の通勤、観光はますます便利になりそうだ。
一方、他のＪＲ各社もミニ新幹線の開発にのりだしている。
ＪＲ北海道は、観光客むけ冬期限定「網走新幹線」について、技術面での目処がついた ことを明らかにした。在来線を使用するミニ新幹線として、天候面での制約から実現は 不可能とされていた「網走新幹線」だが、時速180kmの犬ぞり開発により実現の見通しが ついたもよう。
ＪＲ北海道によると、残る課題である労働条件について、犬たちとのが折り合えばすぐにでも 開通可能であるという。時速180kmをたたき出すシベリアンハスキー達は要求水準が高く、 条件のなかにはコサックダンサーズの慰問も含まれているという。
一方ＪＲ東海では、旅の醍醐味も味わえる「れとろ新幹線／東海道五十三次」の開発を 進めている。ここでの課題は、時速200kmをたたき出す籠かきのメンテナンス。 ＪＲ東海では３０年以上無事故の実績を誇る新幹線整備技術を応用、超音波による 疲労度検査等により、万全のコンディション確保をはかるもようだ。
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■ＯＤＡ、援助方針を転換
過去の援助形態を見直し
開発型援助は終息の方向へ

【1997/4/1=光デパート】 開発型援助であるＯＤＡについて過去の成果を検討してきた政府諮問機関「海外援助等 調査委員会」は、ＯＤＡが被援助国の発展に必ずしも寄与しないことから、その 方向性を抜本的に見直すよう政府に答申した。 答申の中で委員会は、ＯＤＡによる開発案件が環境破壊を生み、経済発展に必ずしも 直結せず、被援助国の一部特権層にのみ利益をもたらす実態を厳しく指摘、今後この種の 開発型援助は全廃すべきとの画期的判断を示した。
答申ではさらに、今後の援助は「風水型援助」に方向転換すべきとの方針を打ち出している。
「風水型援助」は、地脈を整流し、幸運をもたらすことで非援助国の発展に寄与する援助方式。 委員会はＯＤＡ失敗の分析から、風水を無視したダムや道路の建設が失敗に終わるだけでなく 国の運気に悪影響をおよぼすことを発見、逆に地脈を整流することにより自然に発展がもたら されることを実験により明らかにした。
カンボジアに建設された地脈整流実験プラントでは、日本の健康器具メーカーにより建設 された直径２kmの巨大せんねんきゅうがもうもうと煙を上げている。５年前の点火いらい、 地脈血行不良を治癒しつづけ、東南アジアの安定と発展に寄与してきた。実験の評価に あたっている主任風水師張氏は、人権問題が解決しだい、ミャンマーに巨大ピップエレキバン を建設し、アジアの繁栄を恒久的なものにする計画を練っている。
海外援助等調査委員会は巨額のＯＤＡ予算をアフリカ大陸の地脈整流に振り向けることを提言。 アクションプログラムとして、次の２提案を盛り込んでいる。

・オーストラリア大の巨大中山式快癒器を大地溝帯に設置

・セラミックコーティングを施したチタン製巨大親指を小惑星につけ、

　大気圏に突入させ指圧効果を得る。

■自衛隊、公開入札で武器調達
正面装備費削減に現場が"反乱"
武器調達に市場原理を導入

【1997/4/1=光デパート】 「財政支出削減にあたっては、防衛費も聖域としない」梶山官房長官の発言をきっかけとして、 正面装備費の高騰に悩む自衛隊が公開入札制の導入を発表した。
もともと、武器調達は外交問題も関与する高度な政治判断事項。政治家および官僚の 思惑によりメーカー、機種が選定されるため、性能および価格を重視する自衛隊の現場には 不満が強かった。 今回自衛隊は、今後兵器調達を自由入札制とすることを発表し、政府に対し堂々と反旗を 翻した。財政改革、規制緩和を標榜する現政権としては、黙認せざるをえないもよう。
自衛隊によると既に数社が武器調達入札に応じており、コスト削減効果はもちろん、従来の 武器メーカーにない新鮮な発想が防衛力向上に寄与する可能性があるという。
公式に武器市場参入を認めている代表的メーカーと製品ラインナップは以下のとうり。
◇タミヤ・・・ミニ四駆の生産設備を流用した1/72スケール１３２mm自走砲。組み立てキット方式で大幅コスト削減。 パーツ組み替えでより強力な破壊力に。「日本の美シリーズ　姫路城型トーチカ」も開発中。
◇バンダイ・・完全変形ニューナンブバリキリー。子どものおもちゃが、非常時には拳銃に。
◇ダイエー・・「セービング戦車３個パック」。包装の簡素化と現金仕入れでマイカー感覚の 価格に。中身は信頼のイスラエル製メルカバ。兵器としては異例のＴＶＣＭ。秋山選手が「気合の一発 、大きな一発」。王監督が「メルカバは戦車のホームラン王です」。
◇吉野屋・・・補給部門に参入を表明。全国の牛丼チェーンが、有事には戦車の 補給基地に。はやい、うまい、やすいのロジスティクスを展開予定。養老乃滝も店舗数を生かして 同部門に参入。
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■築地市場、異常現象で大混乱
明らかにされる魚類神経系構造の真実
鰯がバニーガールの服装？

【1997/4/1=光デパート】 いつもは活気にあふれる東京の台所、築地市場だが、水揚げされる魚に次々と異常が 発見され、関係者は対応策に頭を痛めている。
ことの発端は去年２月。ごく少数ではあるが、バニーガールの衣装を模した鯵が 市場に持ち込まれ、手の込んだいたずらとして漁業関係者内で話題となった。 ところが９６年の春、さらに異常な事態がが発生し、築地市場は取引停止など 一時パニック状態におちいった。銚子沖で水揚げされたイワシのうち１００匹 ほどが、ビル・クリントンの声で一般教書演説を行ったのである。
その後、東京水産大学の調査により、魚類の神経系構造がネットスケープの アルゴリズムに酷似していることがあきらかとなった。築地における異状現象の原因は、 海底ケーブル上を流れるｈｔｔｐプロトコルのパケットが、側線を通じて魚類の 神経系に共鳴、ホームページの内容を生体ネットスケープとなった魚自らが再生する ようになったことにある。
バニーガールの衣装を模した鯵が水揚げされた時期は、プレイボーイ誌のホームページに アクセスが集中していた時期と符号していた。ホワイトハウスのホームページが人気だった ころに水揚げされたイワシの神経系は、何と リアルオーディオのプラグイン機能までシュミレートしていたのである。
インターネットの浸透により、築地市場の混乱はますます深まりつつある。 面白いのは、水揚げされる魚の状況により人気ホームページの傾向が つかめることにある。
最近は、日本のアニメホームページが世界中で人気。それを反映するかのように築地でも 「綾波レイのプラグインスーツを着たアオヤリイカ」「ベジータのコスプレをする太刀魚」 など、さながらコミケ会場の様相を呈してきている。
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■ヴァチカン、衛星メディア時代に即応

アジア地域布教の切り札に
御大キリストも投入

【1997/4/1=光デパート】 ヴァチカンは衛星メディア時代に対応する布教政策の一環として、聖人および天使 のブッキングエージェント業に乗りだすことを明らかにした。
ここ数年アジアなど比較的メディア化が遅れていた地域に衛星放送、ケーブルＴＶ が急速に浸透しつつある。非キリスト教圏のメディア市場拡大が、全世界における キリスト教シェアの低下を招いている事実に危惧を抱いた法皇庁は、聖人たちをＣＭ およびドラマへ積極的に出演させることで、メディア戦略によるシェア巻き返しを 狙うかまえだ。
去年より衛星放送「ＳＴＡＲ☆ＴＶ」で放送が開始された「１２使徒底ぬけ脱線 ゲーム」は、宗教色を徹底的に排除し娯楽に徹した作り。自らのプライドを かえりみずゲームに挑む使徒は、今やアジアの子供たちの人気のまとだ。
「なざれヨセフ・マリアの目方でドン！」も人気番組。夫婦漫才師として円熟の境地を 拓きつつあるヨセフ＆マリアの軽妙な司会に、会場の招待客は大いに沸く。
また、アジア地域に圧倒的な人気をほこる日本製トレンディドラマは、ヴァチカン にとって最も戦略性の高い商品。「キリスト教界のキムタク」と呼ばれる御大イエス・ キリストをブッキングし、得意のアンニュイな演技でブラウン管の前の女性をとりこ にする。四回戦ボクサー役のキリストが打ちのめされる姿に、アジア各国の女性が 夢中になることは必至だ。
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■獅子身中の虫に挑む自民党
財政改革の試金石
実効に疑問も

【1997/4/1=光デパート】橋本内閣は財政改革に本腰でとりくむ姿勢を国民にアピールするため、 財政改革の障害となる自民党内のゾク議員に対し、徹底抗戦の方針を 固めたもよう。
各省庁の利益を代表し、予算獲得のために政治力を行使する「ゾク議員」は、 過去幾度と無く「行革」をつぶしてきた主犯として悪名が高い。 自民党内の派閥力学のなかで温存されてきた「ゾク議員」を排除することなし に、各省庁の予算削減は不可能。ゾク議員に対する対応は橋本政権の行革 への姿勢を見極める試金石となろう。
行政改革が世論の追い風をうけるのと逆行するかのように、ゾク議員が自らの 利益と省益を確保しようとする姿勢はますますあからさまなものになってきている。
今年に入り住宅都市整備公団の業務内容に対する見直し気運が高まって いるが、ここでも「建設族」ゾク議員が跋扈し、予算削減をはばもうと暗躍している。 ２月下旬には「建設族」が総長の佐々木こうじ議員（67,茨城２区）を先頭に、マフラー に穴を開けた違法バイクで集団暴走。爆音をとどろかせ、亀山建設大臣の回りをとりかこんだ。
佐々木議員は「コラァ、ゾクをなめてんじゃねえぞ」と亀山建設大臣を恫喝、住宅 都市整備公団の業務内容見直し撤回を求めたという。
２月には、ウルグアイラウンド対策費として計上予定の６兆円について大蔵省 主計局が見直しを示唆したところ、農林ゾク議員が激怒。シャコタントラクターに ハコ乗りで大蔵省におしよせ、壁面を「極悪農林同盟参上」「哀羅武憂」などの 落書きで埋めつくした。
政府は大蔵省や党本部に車止めを配置するなどゾク議員対策に必死だが、 先日も竹槍マフラーをつけた改造ユンボにより、車止めを乗り越えて建設ゾクが乱入。 真鍋ゆきお議員（52,高知三区）らが三連ラッパで気勢をあげている。
「論理よりスピード」「民主主義より爆音」というゾク議員に対し、政府もいまの ところ打つ手無しといったかんじだ。
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■レバノンで日本人数名が拘束か
過激派集団拘束か？
背景に時代の流れ

【1997/4/1=光デパート】シリアの外交筋によると今年３月初め、レバノン南部において偽造パスポートを所持していた 日本人７名が拘束されたもよう。レバノン政府は拘束の事実を明らかにしていないが、 外務省はこの７名が７０年代にテロ活動を繰り広げた過激派、ＰＴＡ(PARENT AND TEATHER'S ASSOSIATION)の幹部ではないかとの疑いをもち、確認を急いでいる。
ＰＴＡはかつて「潔癖原理主義」を掲げ、国内外でテロ活動を繰り広げた過激派集団。 創設当初は主に電話によるテレビ局やマンガ出版社へのテロ活動が活動の中心だったが、 １９７０年代に入り戦術がエスカレ−ト。７３年にイスラエルで発生したテルアビブ空港 事件では、甲高い罵詈雑言で武装した中年女性２００人が空港を占拠、機関銃のように劣悪 ＴＶ番組への抗議をまくしたて、２０名の聴覚障害、１５名のノイローゼを出すという 大惨事を引き起こした。
　その後ＰＴＡの活動は鎮静化したが、原理主義を唱える急進左派幹部は日本国内を脱出し レバノンに潜入、デカン高原において「両親の不安をたくみに煽る投書作成法」「白ポストの 戦略的配置」などの武装訓練を積み重ねていたもよう。
レバノン政府による今回のＰＴＡ排斥の動きは、国際的な反テロ圧力もさることながら、 未だに「８時だﾖ ！全員集合」へのテロ活動に意欲をみせるＰＴＡの時代錯誤ぶりに愛想を 尽かしたことが背景にあるといえよう。
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■百貨店業界、生き残りに懸命
顧客層絞り込みの戦略
「百貨店」は「専門百貨店」へ？

【1997/8/24=光デパート】　売上前年同月比割れが続く長期低迷の百貨店業界。 その中でも、高島屋タイムズスクエアのように、既存の概念にとらわない新しい形態の 百貨店は顧客のニーズをとらえ、逆風のなか順調に売上を延ばしている。

　従来のスタイルにいきづまりを感じている百貨店大手各社は、生き残りをかけて 次々と新しい試みを模索し始めた。
　保守的といわれている関東の老舗三越が、銀座本店を改装し先日オープンさせた 「イールズガーデン」は、そのような試みの最先端に位置する店舗、世界初の 「ウナギ専門百貨店」だ。

　地下２階地上６階、フロア総面積１６０００平米をウナギ関連グッズ、ウナギ テナントで埋めつくす「イールズガーデン」は、顧客層のターゲットを「ウナギ 好き」「ウナギ業者」に絞った「一点豪華主義百貨店」。オープン当日には全国 からウナギマニア、ウナギファンが駆けつけ、徹夜組まででる盛り上がりだった。

　イールズガーデンの一階は、ＯＬ、主婦たちに評判の化粧品／アクセサリー フロア。
　ウナギのぬめり成分「ぬら」は、多糖類を大量に含み、肌を若返らせる効果が 評判。ぬらファンデーション、ぬらルージュは、イールズガーデンオリジナル 商品ということもあいまって、入荷と同時に売り切れる過熱人気ぶりだ。
　シャネルの「ウナギスト」は、アクセサリコーナーのプラダウナギ革バッグと 並ぶフロアのイメージリーダー的商品。５オンス２万円という高価な香水だが、 微妙に配合された蒲焼の香りと「ぬら」の感触が、若いＯＬを中心に高い支持を 得ている。

　地下食料品売場はイールズガーデンのまさに心臓部。消防庁の特別許可により 火災報知器をはずされたフロアで、１５０余店のウナギ専門店がその腕を競う。
　フロアにたちこめた煙が視界を遮断するため、来店客は配付されたガスマスク で目と呼吸器を保護し、強力ハロゲンライトによりお目当ての老舗を捜し出す。
　食料品売り場での一番人気は意外なことにジューススタンドだ。名物「フレッ シュ生ウナギジュース」が、買い物疲れの喉を潤す。

　イールズガーデンの成功に、大手百貨店各社も追従する動きをみせている。
伊勢丹は弟専門の「弟百貨店」を企画。長男長女には理解できない、弟独自の 消費行動に焦点をあてた店舗展開を試みる。同業他社も、「グラムロック百貨 店」「マラカス百貨店」等、顧客層を絞った店舗形態の構想実現に向け動き 始めたようだ。

　イールズガーデン
　　中央区銀座１−２０−７（休）木曜

　オープンフェスタ（８月３１日迄）
　　「世界のウナギイラスト展」
　　　ヒロ・ヤマガタら気鋭のイラストレータによるウナギイラストの競演。
　　「超鰻戦隊ウナレンジャーショウ」
　　　屋上　10:00 12:00　14:30 16:30
　　　子供たちに大人気のウナレンジャー。襲いかかる怪人達に、必殺技
　　　「ぬめってつかめない」「串打ち３年焼き８年」が炸裂。ウナレン
　　　ジャー握手会では、見事ウナレンジャーの手をつかむことができた
　　　参加者にウナキモステッカープレゼント。

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■日米貿易摩擦、新たな火種
「日本の独自性」は認められるか？
暴かれる政教界の癒着

【1997/8/24=光デパート】米下院は１７日、日本政府に対し宗教界における非関税障壁の廃止を 求めるアピールを採択、障壁が撤廃されない場合、大統領に対日制裁 権を認める法案を１１月にも提出する。

「日本で就労している神々の数は約８００万。談合体質の中で明らか に競争原理がそがれており、外国宗教の参入が不当に妨げられ、 日本の消費者は過大なコスト負担を強いられている」
共和党ザクソン下院議員は、「宗教障壁に関する公聴会」の席で、日 本の一般的な家庭にあるお守り、御札の数々を机の上にならべながら 発言。出席者の驚きを誘った。
「このお守りは１個千円。原価は、わずか数十円。それも家内安全、 病気予防、受験合格と不当にご利益を細分化し、消費者に過大な負担 を強いている。こうして日本の神々が不当にあげている収益は、年間 数十億ドルにのぼる」
ザクソン下院議員は「プログラムバグ退散」のお守りをかかげ、ご利 益ジャンルの不当な細分化をアピールした。

続いて証言台に立ったのは、日本の神の中でも重鎮と呼ばれる一人。
左手を聖書の上にのせ、匿名を条件に真実を証言することを誓った。
「１０月にイズモというところで談合が開かれるわけさ。そこで、役 割分担を決めるわけ。学問は菅原天神グループとかさ。互いのシマ荒 らしたんじゃ儲からないしさ、この業界で食ってゆけないよ」
黒い覆面をしたその神は、左腕に大きな魚、右手に釣竿を持ちながら 証言を続けた。
「天上りがあるからさ、そいつの食い扶持も用意しなきゃなんないし 。政府側からゴリ押しがあるわけよ。菅原道実だって、もとはといえ ば天皇の口利きで天上がった奴だし、明治政府なんか大量に軍人押し 込もうとしたんでホントに困ったよ」
「今の政府との癒着？もちろんあるよ。何でも群馬の元首相が死んだ ら席を用意しろだとか。とりあえず、御利益については他とバッティ ングしないところで、＜老いてもお盛ん＞にしようかな、と」

日本政府は、公正取引委員会の調査の結果、談合の事実は認められな いとしながらも、適切な競争が促されるよう神社庁より業界諸神々に 異例の通達を出すもよう。
しかしながら、日本政府は現在のところ「天上がり問題」に関し問題 自体の存在を認めておらず、このことは日米経済交渉の火種として今 後もくすぶり続けそうだ。

■テロ報復攻撃は新型ミサイル
要人暗殺用の新ミサイル
日本が開発に協力か？

【1998/8/23=光デパート】 国際テロ組織への報復としてアフガニスタン、スーダンの化学工場に攻撃をしかけた米国。 このうち、アフガニスタンに発射された巡航ミサイルは、従来の設計思想とは異なる、 まったく新しい「要人攻撃用ミサイル」であることがあきらかとなった。
リビア爆撃によるカダフィ大佐暗殺、湾岸戦争中の巡航ミサイルによるフセイン大統領暗 殺、アメリカは過去２回 米軍による要人暗殺を試み、そしてそのいずれもが失敗に終わった。ここ数年、武器開発 予算の多くを巡航ミサイルの改良に費やしてきた事実は、地上兵力を投入することなく政 治目標を達するための手段を、いかにアメリカが必要としていたかを物語る。
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「意外にも、日本が巡航ミサイルの改良に加担していた節があります」軍事アナリストで あり、アメリカン・ディフェンス・レビューの執筆もてがけるアルバート・ペインは語る 。
「新巡航ミサイルのコードネームは、”すっぽんの留”、日本人の名前がつけられた米国 兵器は、これが初めてです」
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警視庁八王子署勤務三好留次警部補は、一度犯人に食いついたら検挙するまで決して放さ ない。彼はその捜査手法から、”すっぽんの留”と呼ばれている。
新巡航ミサイルは、三好留次警部補のアルゴリズムを人工知能に搭載した、鬼刑事ミサイ ルであるとアルバート・ペインは言う。
「今回、カブールの裏街で、情報屋に接触する巡航ミサイルを目撃した人間が複数います 。ミサイルは公園のベンチで情報屋に接触すると、千円札入りのハイライトを置いて行き ました。間違いなく、すっぽんの留です」
巡航ミサイル「すっぽんの留」は、中東配備にあたり、三好警部補の下で半年間の修行を 積んだ。三好警部補は「もう、俺が教えることはない。あとは、奴が男として立派な仕事 をするだけだ」と語る。
カブールの情報筋によると、テロ組織のリーダーと目されるビン・ラディン氏の近くで、あんぱんを 食べながら夜通し張り込みを続ける巡航ミサイルが目撃されているという。今回の攻撃から は命をとりとめたようだが、巡航ミサイル「すっぽんの留」から逃れることができるのか 、今後も注目される。
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