伝説の嘘ツキャー。今回の作品は不条理系中心だが、かつては数々の名作を FCOMEDY内「嘘情報」会議室に掲載し、全世界の嘘吐き野郎を震撼させた。 ここ2年ばかり活動されていないのがかえすがえすも残念。我強望電網内復活!
蛇口が先なのだ
人間失格
パンドラの箱
蛇口が先なのだ 住宅地、路上。サラリーマン姿の私。 道を歩く私。ふと見ると電柱から蛇口が出ている。 ギョッとしてしばし蛇口を見つめる私。 何者かに誘われるように蛇口をひねる私。 ニョロニョロと蛇口から出てくる黒いチャイナ服の中国人。 にこやかに笑い私の手にタッチをして猛ダッシュで走りさる。 その瞬間蛇口に吸い込まれる私。 電柱に残る蛇口。 人間失格 深夜 疲れた表情で部屋に返りつく私。 部屋の明りをつける。と、部屋の真ん中に巨大な卵がある。 卵を見つめる私。突如卵の表面にひびが入り卵が真っ二つに割れる。 卵のなかから現われる私そっくりのもう一人の私。 二人、しばし見つめ会う。 やがて、おずおずと部屋から出て行く私。 もう一人の私、卵のからを片付け布団をしき私になり代わり暮らし出す。 部屋の片隅で新たな小さな卵が生まれている。 パンドラの箱 夜、ホテルの一室。パスタオル姿でベッドに腰掛け、たばこを吸う私。 連れの女性がシャワーを浴びているのを待っている。 間が持てない様子の私。ふと横を見るとベッドの上に脱ぎ捨てた衣類と ともに女性のハンドバッグがある。 興味を引かれる私。女性を伺う。まだシャワーを浴びているようだ。 こっそりハンドバッグを覗く私。 バッグの蓋を開け覗き込む。 そこには荒涼とした大地が広がり、遥かかなたで角兵獅子がお札をばらまき ながら踊っている。
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