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ドイツ語で「騒がしい幽霊」という意味のポルター・ガイスト。
家に突然ラップ音が響いたり、家具が動いたり調度品が宙を飛んだりと、派手で騒がしい現象をひきおこすことからこの名がついた。
ボルター・ガイストの多くが思春期の子供のいる家で起こることから、研究者の間では子供のいたずら説をとる者が多い。しかし、そうした懐疑派からも、原因不明と認めざるを得ない現象が存在することも確かだ。
こうした原因不明のポルターガイスト現象の詳細を追いつつ、その核心に迫ろう。
新しい家に引っ越してきたばかりのバーグ夫妻が異常に気付いたのは、真夏の夜のことであった。
4歳になる娘が、夫妻の寝室にやってきて指を弾く音がして眠れないと訴えた。
夫のロジャーが娘の寝室に入ると、確かに部屋のどこからともなく指を弾く音が聞こえる。
ロジャー氏は、指のスナップ音にまじって、かすかに男の声のようなものが聞こえることに気付いた。その声は「わかるかな?わっかんねえだろうなあ」と聞こえたという。
その音が何らかの意志を持っていることに確信を持ったロジャー氏は、音と意志の疎通を図ろうとした。
そしてある日、Aは1回、Bは2回というふうに、音が簡単な暗号を表現していることに気付いたのである。
その日からロジャー氏は、音が何をいわんとしているのかを確かめるため、ノートに文字列を書き留めていった。そして、ロジャー氏の根気強い努力により、指を弾く音が「カマラーゾフの兄弟」をスワヒリ語で朗読していること、そして音の主がジャイアントパンダであることが明らかになったのである。
メッセージに従い、音の主が埋められているという部屋の北側の壁が崩された。
驚くべきことにそこには、ドフトエススキーの本を必死に読み込む5匹のパンダが生息していたという。
日本の頂上現象研究家、南氏は、欧米のポルターガイスト現象が日本の憑物神にあたるのではないかと推測する。
何十年も使い込まれた道具が人格を持ち、妖怪となった憑物神。
戦前の日本ではポピュラーだったこの妖怪も、使い捨て文化の発達により現在ではすっかりと影をひそめた。
日本よりも家や家具や丁度品を大切に使う欧米では、今の日本よりも憑物神の出現する可能性は高い。それが、ポルターガイストだというのだ。
そして、この憑物神理論は怪奇現象の現実解として世界に受け入れられつつある。
ここ数年、空母ミニッツでは艦載機が勝手に発進する事故があいついでいる。
整備不良、常務員のミス等の原因が見当たらないことから、専門家は艦載機シーハリアーが成長し反抗期になったことが原因と判断した。
実際に、シーハリアーが発着訓練をサボってレーダーの裏でタバコを吸ったり、対潜哨戒機と不純異機交友を行っているとの報告がなされていた。
現在アメリカ海軍は、この手の「青春の暴走」に効果があるとされる日本放送協会のプログラム「中学生日記」をシーハリアーに見せ、更生させようと懸命になっている。