予言 |
アガスティアの葉 |
インド南部に伝わる予言書。古代より伝わる「アガスティアの葉」と呼ばれる無数 の木版の一枚に、そこを訪れるものの現在と未来が古代タミール語で克明に刻まれている という 。数多くのアガスティアの葉から目的の一枚を探し出すのは、ナディア・リーダーとよば れる媒介者の役割だ。訪問者は、自分のことが記された「葉」を見つけ出すために、ナデ ィア・リーダーの質問に答えなければならない。 あなたの生まれた年に、何か大きな厄災は発生しなかったか。父親の名前の最初の一文字は「ヌェ」に近い発音か。どんな緊迫した状況下においても、セキセイインコの物真似ができるか等々。
数百の質問のあと、訪問者の「葉」が発見される。驚くべきことにそこには、訪問者自 身とその両親の名前、それぞれの生年月日、針すなおによる似顔絵が正確に記されている という。
アガスティアの葉が安置されている館はインド内に数カ所存在し、館によっては訪問者 の近未来を詳細に予言する「葉」にめぐり合うこともある。千葉市在住の三枝さんは、数 年前そのような館において、彼自身の交通事故を予言する葉に出会った。
その葉には、彼 が乗る車輪を履いた馬(これはおそらくオートバイのことであろう)に白い四角い箱(ワ ンボックスワゴンか、ライトバンと思われる)が衝突することが予言されていた。 そして、この予言は3年後に現実のものとなる。ある夏の日三枝さんは、インラインス ケ−トを履いたポニーで第三京浜を走行中、物陰に潜んでいた巨大木綿豆腐に襲われたの である。
人類の滅亡と終末論 |