第三種接近遭遇 |
1985年 アラバマ州サンセット市 |
1985年8月初旬のある日、アラバマ州北西部において空中をジグザグに飛行する発光物体の 目撃談が相次ぎ、地元の消防署、警察署に問い合わせの電話が殺到した。地元新聞紙によせられた 複数の証言を分析した結果、いずれも発光体の目撃時間、場所が一致し、なおかつ目撃者の間に何 らの関係も見いだせなかったことから、信憑性の高いUFO目撃談として当時全米はこの話題で騒 然となった。
この「サンセット事件」における一連の目撃証言のなかで最も特異なものは、UFOから降り立 った宇宙人と接近遭遇した少年の体験談である。夏のキャンプに参加していた少年たちは、湖畔に 降り立ったUFOから奇妙な服装をした小太りの男が総勢15名姿を表し、情けない風情で よたよたと少年たちの方向に歩み寄る姿を目撃した。木陰に身を隠した少年たちによると、小太り の男たちは少年たちがおきざりにしたランチボックスをみつけると、うまそうにすべての中身をた いらげたという。
当時いたずら好きの少年たちの作り話として一笑にふせられたこの目撃談が、再び脚光を浴びる ことになるのはその2年後のことである。
1987年 ブラジルサンパウロ郊外 |
1987年、サンパウロ郊外で日系3世の農夫が作業中に、UFOからおりたったエイリアンと 接近遭遇した。農夫の目撃したエイリアンもまたサンセットの証言と同じく奇妙な服装をした小 太りの男であったが、その人数は約100人に増えていた。日本語に近い奇妙な言葉( 農夫は日系3世であったため、多少は日本語を理解できた)を発しながら近づいてくる男たちに怯 えた農夫は、納屋からショットガンを取り出しエイリアンを威嚇したが、そのときどこからともな く飛んできた矢に手の甲を刺され、ショットガンを落としてしまったという。
その後この目撃談を聞いた農夫の父親は、エイリアンの服装が和服であることや、彼らがつぶや いていた日本語が「旦那、どこかの茶店でダンゴでも食べましょうよ」であることから、宇 宙人は当時ブラジルで放映されていた日本のテレビ番組「水戸黄門」の「うっか り八兵衛」であると断定した。
1995年 日本 |
過去幾度となく宇宙人との接近遭遇に成功している新潟市在住のコンタクティ梅原さんは、「う っかり八兵衛星人」との接触には日本人コンタクティの存在が必要と判断、仲間のコンタクティと ともに山上にキャンプを張り、UFOとの接触を待ち続けた。
1995年3月、3回目のキャンプにおいて「うっかり八兵衛星人」型UFOがキャンプ地近く に着陸、唖然として見守るコンタクティ達が見守るなか、UFOの中から約10 00人の久米宏が降り立った。躁状態の中年集団とのコンタクトは困難をきわめ
たが、断片的な情報から、彼らの居住する惑星が地球から10光年離れていること、地球から発 進されるテレビ電波を画像に変換する技術が偶然に発見され、以来地球文化と人類に対する研究が 急速に進んだことが判明した。
クラフトから降り立った彼らは、地球人とのコンタクトを円滑に進めるために、テレビ画像に出 現する地球人のなかで最もポピュラーな人物に似せて作られたアンドロイドであるという。
1985年のブラウン管から出現した久米宏達は、母星では未放映の「金曜日の妻たちへ」 最終回の内容を気にしつつ母船に戻っていった。尚、彼らの中には、2、3名の若林正人が混 入していたという。
その後「うっかり八兵衛星人」から「TV星人」へと名称をあらためた異星人とのコンタクトは 断片的に続いている。つい先日にも、生駒山中で日曜囲碁対局を演じるTV星人が目撃されている 。「十秒、二十秒、・・」早朝の山中に響きわたる声が、幽玄な雰囲気を醸しだしていたという。