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人間もしくは動物の霊が取り憑く現象を指す。降霊師あるいはチャネリングとの違いは、
本人の意思によって霊を取り憑かせるのではなく、意図せぬところで霊に取り憑かれてし
まう点にある。そのため、憑依される本人あるいは周囲の人間に迷惑を及ぼすケースが多い
。
実例を追いながら憑依現象の実際に迫ろう。
動物霊の憑依は古今東西普遍的にみられる現象だが、動物相の推移により憑依の実際も変
遷しているようだ。
日本の動物憑きで最もポピュラーであったのはキツネ憑きであったが、今や都会でキツネ
を見ることはほとんどなく、キツネ憑きも減少の一途をたどっている。東京都豊島区の梶
原江利子さん(仮名)は20歳の夏、突然目の回りを隈が覆うようになった。同時に目尻
がつり上がり、頻繁に倦怠感を訴えるようになった。症状は次第に悪化し、やがて言葉も
話せない状態になってしまったため、両親が祈祷師におはらいを依頼したところ、江利子
さんは「シベリアン・ハスキー憑き」であることが明らか
になったのである。
この他にも、ノルウェージャン・フォーレスト・キャット憑きとなった36歳の
女性の例がある。この女性は憑かれて以来、鳥のささみ、中トロ、フリスキーモンプ
チ舌ひらめ味以外の食物を受け付けなくなってしまった。
浮かばれない死者の霊が因縁の地にとどまり、偶然訪れた人に憑依する例がある。大田区の
田中隆さん(仮名)は、ある日突然蒲田駅の出口で通行人に名刺を配る奇行を始めたため
、会社の同僚に抑えられ精神病院に入院した。病院での話から、田中さんは「サラ金のおねえさんの霊」に取り憑かれていたことが判明した。田中さんは霊が
憑依しやすい体質であり、以前ににもユザワヤのおじさんの霊に取り憑かれたことがある
。
草加市に住む加藤ヨネさん(仮名、82歳)の例はさらに深刻である。ある日を境にヨ
ネさんの生活が一変し、髪の毛を赤く染め、特攻服に「南無妙法蓮華経」と染め抜き竹刀を
持ちながら甲州街道沿いを闊歩するようになった。さらに「ティーンズロード」の文通欄に
「硬派なBOY達、LETTER待ってるよ!返事は確実」など投稿
を寄せるようになったことから、「レディースの霊」 に取り憑かれていることが判明した
。ヨネさんの家族は除霊することも検討したが、「ボケるよりまし」との理由で本人の思
うがままにさせている。現在ヨネさんは「関東魔女連合」の総代として、元気にヤンキーラ
イフを送っているようだ。